アスペルガー症候群症状

アスペルガー症候群を正しく知り、正しく理解しましょう

みなさんの周りに、「人とのトラブルが多い人」「冗談が通じない人」「片づけられない人」「騙されやすい人」などと言われてしまう方はいませんか?

 

いままでなら「変わった人」「個性的な人」と言われて済まされていた人たちの中に、実はアスペルガー症候群という発達障害の方がいることがわかってきました。

 

アスペルガー症候群は、知的障害を伴わない広汎性発達障害に分類されているものです。
特徴的な症状には、人とのコミュニケーションが苦手、状況変化に対応できないということがあげられます。

 

相手の気持ちを理解したり、何を求められているかを察することがとても難しく、人との会話のやり取りが上手くいかないのです。

 

たとえば、「今日は、寒いから気をつけてね。」と言われた場合、アスペルガーの人は、何に気を付けたらいいのかがわかりません。

 

「寒いと風邪をひくから、今日は暖かい服装をしたほうがいいよ。」と言えば理解することができます。

 

このように会話の相手が発した言葉の本意を読み取ることが出来ないために、人からの要望や指示の意図を察することができないのです。

 

ですから、アスペルガー症候群の人は運動機能に問題はないのですが、野球やサッカーなどの人と連携して行うチームプレイのスポーツが苦手だったりします。

また、臨機応変に対応することも苦手なので、急な予定変更やハプニングがあったりすると、大きく戸惑い、不安な気持ちからパニックを起こしたりもします。

 

その一方で、自分で決めたルールや習慣を守ることを好むので、決まった仕事や作業をすることが得意です。
仕事などでも、手順や作業方法がきっちり決まっていれば、一度理解すると何度でも同じ方法で行うことができます。

 

アスペルガー症候群の人は、たくさんの音の中から自分に必要な音や声だけを抽出し、聞き取ることも苦手です。

 

たとえば、パーティー会場など人が集まる場で複数の人と同時に会話をするとき、その場にいる全ての人の声が耳に入ってしますのです。
ですから、様々な声の中から自分と会話をしている人の声だけを集中して聞くことができません。

 

このようにアスペルガー症候群の人は、人と付き合っていく上で多くの問題を抱えています。
症状の程度は人にとって様々で比較的軽い障害であった場合、自分に発達障害があると気づかないまま大人になる人もいます。
そういう人は、アスペルガーである自覚を持たないまま、生き辛さを感じながら、生活を送っていることが多くあるのです。

 

アスペルガー症候群は、まだ明確な原因が解明されておらず、根本的な治療法も確立されていません。
ですが、生活を送りやすいようにするために、症状を軽減する心理療法を行う場合があります。

 

また、対人関係のストレスなどから不安症状が強く現れる場合には、症状を緩和することを目的に抗うつ剤や抗不安薬などが処方されることもあります。

 

このように、根本的な原因と治療が確立されていないアスペルガー症候群に今もっとも必要とされていることは、家族や友人、上司など周囲が「アスペルガー症候群は周囲のサポートの必要な発達障害」だという認識と障害を持つ方への理解やサポートです。

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ページ

アスペルガーの生徒達と接して感じた事
実際にアスペルガー症候群やADHDの子供と接する機会があるのですが、感じたことを話したいと思います
大人のアスペルガー
アスペルガー症候群の子供が大人になると、親はますます大変です
子供のアスペルガー障害
アスペルガー症候群を抱えている子は、周囲からは【やる気のない子】と捉えがちられです
自閉スペクトラム
世間の人は、自閉スペクトラム症について、どんな認識を持っているのでしょうか?アンケートによって、自閉スペクトラムに対するいろんな意見を集めてみました
アスペルガー付き合い方
アスペルガー症候群との付き合い方についての認識をアンケートによって、いろいろ集めてみました