多動性障害大人

注意欠陥多動障害は特徴を生かせば適応できる

ADHDは注意欠陥多動性障害と言われ、発達障害の一つと言われています。

 

多動性、衝動性や注意が転動しやすいという特徴を持っているます。

 

DSM-4では、注意欠陥多動性障害と、ICD−10では、多動性障害という名称が用いられます。

 

男女共にADHDを抱える人もいますが、特に男児に多いとされています。

 

ADHDとして発見されやすいのは、小学校入学あたりの学童期頃とされています。

 

教室に居られなくなる、椅子に座って授業を受けられず立ち歩きが目立つ、忘れ物が多いなどで小児精神科を受診されることにより発見されると言われています。
注意力の欠けやすさからは、授業を受けられないので、学力がつきにくくなってしまい、自己肯定感が低下し、二次障害としてのうつ病などの発症もあるとされています。
また、衝動性からケンカっぱやくなったり、コミュニケーションも障害されていることも多く見受けられます。

 

自閉症スペクトラム障害とも併存(診断としては併存しない)していると考えられるような症例もあり、社会的に適応するのが難しくなります。

注意欠陥多動性障害の診断

 

診断は、面接、心理検査などで、生育歴、家庭や学校での様子など、その人の全体像が見られるような聞き取りがなされることが大切です。

 

治療としては、薬物療法、心理療法(子どもであれば、プレイセラピー、大人であれば心理面接など)、周囲からの理解も必要とされるため、周囲の人の関わり方に関するトレーニング、ソーシャル・スキル・トレーニングなどがあります。

 

薬も、コンサータやストラテラなどが用いられる他、漢方のヨクカンサン(衝動性を抑えることが目的とされている)が用いられることもあるそうです。

 

家庭での工夫としては、現在目的としていること(例えば学習)以外の刺激となるものを排除すること、順番カードなどを用いて視覚に訴えること(視覚刺激の方が優位とされている子が多い)などがあります。

 

本人は、どうしてうまくいかないのだろうと悩むことも多くあるため、叱るのではなく、できたときにほめるという方法をとった方が自己肯定感の低下も防げます。

 

最近では、大人の発達障害として学童期ではなく、就職した頃に発見されることもあります。
当初はADHDは子どもの障害であり大人になるにつれて、発達が伴い、良くなってくると考えられていましたが、現在では、大人でも見られるとされています。

 

就職後、職場での対人関係がうまくいかない、自分の仕事のコントロールが上手にできない、環境調整がうまくできないなどといった状態になり、うつ病として診断される人の中に、ADHDからくるものが散見されるようになったと言われています。

 

周りの人の理解を得ながら、仕事でも子どもと同様の工夫が必要になってくる場合があります。

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